寒くなってくるとつい手にしたくなるのがバッター二エ。
バッター二エは最高級の未染色の天然アンゴラウールを用いた暖かい手織りブランケットです。
かつては厳しい山岳地帯の冬を乗り越えるためにたくさん織られていましたが、今日ではたった数十人しか織手が残っていないそうです。
バッターニエは男性によって木製の織機を使って織られます。
柔らかく軽いのでブランケットとしてや、キリムのように敷物にしてもお洒落です。

通常未染色のバッターニエは7色あると言われていますが、特別に染色する場合もあるそうです。
こちらはそんな一枚で色に驚かれた方もいらっしゃるかもしれませんが(私は初め見たとき驚きました)
しかも職人さんの話によると染色はすべて天然染料だそう。
何か特別なことがある際に染めるのですからウールの質も特別良く染色も天然染料に丁寧にされるそうです。
きっとこちらも婚礼のためにとか贈り物のためにとかそういった特別なことがあったから染色されたものだと思われます。
私がこれまでに見てきたバッターニエの中でクォリティーはナンバーワンです。
こんな美しい艶と初めから使い込まれたようなしなやかさのあるバッターニエは初めて出会いました。
(バッターニエの質のランクは大きく4ランクあるそうです。)
今回は洗っても起毛が絡み合っておらず毛並みも良かったためあえて整えていません。
(立体的な模様は職人さんが織り上げた後に一度軽く洗う際に濡れた状態のバッターニエに櫛で模様を描いています）

＊小さなほつれやほつれを直した跡などありますが手織り物・ユーズド品としてご理解いただけますと幸いです。
天然素材にご理解のある方のご購入をお願いしております。

＊バッターニエとはトルコ語で「毛布」、「ブランケット」という意味です。


★シールトバッタニエのお手入れ方法★

よっほど汚したりなどなければ1年に1回程度で十分です。
普段は頻繁に外に干して埃を叩くだけで大丈夫です。

洗う場合、最もお勧めなのはオリーブオイル石鹸と水で洗うこと。(ない場合お洒落着洗いやウール用洗剤でも構いません。)
バスタブやバケツの中で手で優しく揉み洗いし水が綺麗になるまで注ぎます。
最後に柔軟剤を馴染ませ軽くすすいで形を整えて干します。(脱水も手で行ってください)
サイズが小さいものは、現地では低温で洗濯機で洗うことができるとされていますが個人的にはやはり長持ちを考えると手洗いがお勧めです。脱水機はかけないことをお勧めします。
出来れば太陽の力でしっかりと乾かします。
バッターニエは少なくとも30年、長ければ50年間以上使用できると言われています。
そのためにも湿気のない乾燥した場所で使用する必要があります。
真夏など使わな時期がある場合も頻繁に干してあげてください。
乾燥材防虫剤と一緒に保管してください。




サイズ ：約横78×縦120cm（フリンジを除く）　　　
素材　　：アンカラヤギの毛(アンゴラウール)、縦糸はコットン(アンテップ産)
産地　　：東トルコ　
経年　　：20年前後
状態　　： 使用感少な目




●価格には国際航空便郵送料が含まれております。
●採光やモニターによって多少の色の違いがみられることがございます。
●オールドキリムは古い手織り物であるため、使用感のあるのもです。
糸のほつれ毛羽立ちなど見られる場合がございます。本品の特徴としてご理解いただける方のみのご購入をお願いしております。
●当商品は洗濯済みですが、アンティーク品であるためシミなどがある場合がございます。ご理解いただける方のご購入をお待ちしております。