久しぶりのこのトゥル！
Ceki Tuluはベースはウールのキリム織でそこに艶々のアンゴラウールがループ状に織り込まれています。
それはもう神々しくて眩しいくらで、撮影した日は曇りでしたが写真もとても難しかったです。
カラプナルはヤギも羊もたくさんいて育てやすい環境だったのでこのようなトゥルがたくさん織られていたようです。
トゥルには4種類あって、寒さをしのぐためにベッドの下に敷く用、ベッドカバーのように使う用、チョバン(羊飼い)のコート用、チョバンの寝袋用があったそうです。
このCeki Tuluはベッドのカバー(掛け布団の上)用に織られたものなのでボリュームのある毛足の長いトゥルより軽い仕上がりになっています。
ここまでのサイズですとカリオラサイズの大きなベッドのカバーとして使われていたのでしょう。(大きいのでそれなりに重さはあります)
そのためフリンジは片方にだけ仕立ててあるものになります。
実際に使われていたものですので多少の使用感は感じられますが、コンディションは良い方です。
現代の私たちですと床に敷いてラグとして使っていただくのに向いているかと思います。
本当にふわふわでもこもこで美しい輝きをしています。
シンプルな自然の色そのままではありますが、それがまた美しく大切に使っていきたいと思わせてくれる貴重な一枚です。




サイズ：横約149×縦約234cm（フリンジを除く）　　　　
素材　：アンゴラウール×ウール
産地　：トルコ　コンヤ　カラプナル
経年　：50年前後
状態　：使用感少な目





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